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災害時の母乳育児について
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投稿日:03月15日(火) 16:33
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この度の東北地方太平洋沖地震や各地での甚大な災害の被害にあわれた方々へ、心よりのお見舞いを申し上げます。
【災害時の母乳育児について】 ママズケアの南田理恵助産師より、災害時の母乳育児についてメッセージが届きました。
被災地ではこのブログを見ていただけない状態にいらっしゃる方が大勢おられるとは思いますが、もしどなたかが見てくださっていて、遠方の私たちが差し伸べれない手の代わりをしてくださったらとの願いを込めて、南田理恵助産師からのメッセージを記載いたしました。
未曾有の災害に遭遇し、母乳が出にくくなったり止まってしまうことがあります。 1)精神的、身体的ストレス 2)低栄養、水分不足 3)寒さからの冷え が 主な原因と考えられます。 出にくくなったおっぱいも、飲ませていればまた出るようになりますので、落胆されないようにしてください。
解決方法 1)について プライバシーの守れない場所での授乳では、タオルや上着などを肩からかけて。 少しでも眠れるように、添い寝でおっぱいをあげるのも良いと思います。 赤ちゃんが安心して自ら乳首を離すまで吸わせてあげてください。ずっと吸い続けてもいいのです。 もし、乳首が痛くなることがあれば乳首の先を避けて、絆創膏を貼って授乳しても大丈夫です。 もし赤ちゃんがなめてもいいタイプのスキンケアオイルなどをお持ちであれば授乳前後に痛い乳首に塗られるとよいでしょう。
2)について 授乳中の水分は、約2リットルは必要です。 授乳中であることを伝え、できるだけ優先して水分をもらえるように、また周りの人も赤ちゃんのために、どうか授乳中のお母さんに少し多めに水分をわけてくださるように配慮していただければと思います。 食事は、炭水化物を中心に。 おにぎり・パンをあれば「お餅」も召し上がっください。
3)について 床から冷えますので、足腰が冷えないでいられる工夫を。 靴下を重ねたり、レッグウォーマーが無ければ、足に布を巻くこともよいでしょう。 段ボールや新聞紙、板を敷くことも直接的な冷えから守ります。 また、肩まわりの循環をよくすることも大切です。 周囲の方に、肩や首をマッサージしてもらえれば、手のひらでなでさするようにマッサージすると効果的です。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がり、どうしても母乳やミルクを飲まない場合は、きれいに洗った湯飲みで飲ませると、飲むことがあります。 しかし、清潔な水が手に入らなければ母乳を吸わせている方が安全です。
母乳が止まったと思われていても、吸われていくうちにプロラクチンやオキシトシンといった、母乳に関わるホルモンが分泌されてきますので、何度でも吸わせてみてください。
また、赤ちゃんがぐずって泣く場合は、みの虫のように体をバスタオルなどでくるんであげて抱っこすると安心するでしょう。
ラ・レーチェ・リーグ日本 http://www.llljapan.org/binfo/faq_saigai.html というサイトにも災害時の母乳育児相談が掲載されています。
一刻も早い復旧復興を願いお祈り申し上げます。
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