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●新型コロナウィルスについて        〜授乳中の方へ カテゴリ: 投稿日:03月31日(火) 15:09
水野克已先生より、授乳中の方に向けて
新型コロナウィルスについて教えていただきました。

※新型コロナウイルス感染症についての国際保健医療的な状況は、刻々と変化しています。以下は、2020年3月31日現在で入手できる限られた情報に基づいた内容になります。


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≪新型コロナウイルスについて≫

 感染経路は、おもに咳やくしゃみによる飛沫感染です。ドアノブやリモコンなどからも手に触れることで感染しうるため、手で顔(目や鼻や口)にふれないように意識をすることが大切です。
 潜伏期間は1-14日間と幅がありますが、感染して5日くらいで症状がでることがおおいようです。新型コロナウイルス感染症者と濃厚接触したことがあったり、流行地域に発症から2週間以内に滞在していた場合は37.5℃以上の発熱またはせきなど呼吸器症状があれば検査をします。
 それ以外でも、感染源がわからない陽性者もでてきており、熱と呼吸器症状があり、肺炎がある場合は疑う必要がでてきています。


≪新型コロナウィルスに感染しても母乳育児は続けられるのでしょうか?≫

 もしお母さまが新型コロナウイルスへの感染が確定しているなら、今の段階では隔離入院となります。赤ちゃんも濃厚接触者となり、自宅に2週間いる必要がでてきます。さらに流行が拡大すれば状況は変わると思います。
 お母さまの状況ならびに入院施設の方針にもよるでしょうが、このような場合でも手洗いをしっかりして清潔な搾乳器を用いて搾乳することはできます。
その母乳を自宅にいる赤ちゃんに届けられれば、ご家族が赤ちゃんにあたえることは、”理論的には可能”です。
現実的には、入院中は面会もできなくなるため、難しいと言わざるを得ないでしょう。



≪新型コロナウィルスは、母乳を通じて赤ちゃんに感染しますか?≫

 妊娠中に感染した女性の出産後の母乳をしらべたものではウィルスは検出されませんでした。ただし授乳中に感染した女性の母乳をしらべたわけではないので、そのような状況でも母乳にウィルスがでないのかはわかっていません。
 現在のところ、母乳に含まれるウイルスの生存可能性、母親がそのウイルスに対する抗体をいつ、どのように作り始めるのか、これらの抗体が最終的に母乳を介して赤ちゃんに渡されるのか、そして乳児の唾液成分がウイルスに影響を与えるのかについても、まだわかっていません。

 現在目を向けるべきは、母乳を通じて感染するかどうかではなく、授乳中の飛沫感染です。乳児にウイルスが広がるのを避けるために、あらゆる予防策をとりましょう。
赤ちゃんを抱く前に手を洗ったり、授乳中など赤ちゃんと密接に接触するときはフェイスマスクを着用したりするなどです。


≪熱があったり咳をしているときの授乳で、気を付けることはありますか?≫

 新型コロナウィルスの感染経路はおもに飛沫感染です。
授乳前にはよく手を洗うこと、そして、マスクをして授乳しましょう。

 母乳は、栄養のみならず、母親と児が生活している環境に存在する病原体に対する特異的な分泌型IgA抗体が含まれ、その環境に最適な免疫を与えています。
しかし、この新型コロナウイルスについてはほとんどが不明です。 世界中の研究者が協力して、これらの重要な質問に答えようとしています。
もしお母さまが新型コロナウイルスに感染しているなら、今の段階では隔離入院となります。赤ちゃんも濃厚接触者となり、自宅に2週間いる必要がでてきます。

 乳児にウイルスが広がるのを避けるために、赤ちゃんを抱く前に手を洗ったり、授乳中など赤ちゃんと密接に接触するときはフェイスマスクを着用したりするなど、あらゆる予防策をとりましょう。


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